改修中の森林博物館のなかを歩いていると、スタッフ用の廊下が何やら賑やかになっていました。

廊下のそこかしこに、森から持ち帰られたであろう切り枝や、色とりどりの木の実、そして想像を絶する大きさの松ぼっくりが飾られているのです。まるで、自然が美術館になったかのようでした。

あまりの美しさに目を奪われ、館長にお話を伺うことに。すると、館長はにこやかに「これはね、クリスマスリースを作るための材料なんだ」と教えてくださいました。

一つ一つの素材について、丁寧に説明してくださいます。「これはヒバの切り枝で、香りがとてもいいんですよ」「この赤い実は、ヤマボウシの実で、鳥たちが好んで食べます」…まるで、森の物語を聞いているようでした。

先生は、初めての試みだそうで、「どのようにしようか」と考えながら、切り枝や木の実を並べていらっしゃいました。その真剣な表情に、私も自然と気持ちが引き込まれていきました。

きっと、温もり溢れるクリスマスリースが飾られた、素敵な空間に生まれ変わるのでしょう。完成したリースを見るのが、今からとても楽しみです。

この日の出来事は、私にとって忘れられない思い出となりました。森の恵みを活かして、何かを作り出す。それは、単なる作業ではなく、自然への感謝の気持ち、そして創造性を育む素晴らしい体験なのだと感じています。

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